ジオキャトロ グループB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 15:53 UTC 版)
「アルファロメオ・アルファスッド」の記事における「ジオキャトロ グループB」の解説
1986年、オーストラリアにてポール・ハステッドとF1をはじめとするレースカーデザイナーであるバリー・ロックがジオキャトロ・モトーリを設立。当初アウトデルタが構想していた「スプリント6C」の理念をベースに、スプリントよりボディパネルをカーボン製へリファイン。GTV6で使用されていた2.5リッターV6エンジンを縦置きミッドシップ化、リアセクションにZF製ギアボックス、ツインダンパーダブルウィッシュボーン、ブレンボ製ディスクキャリパーとラリー競技を意識、室内革張り、集中ロック、電動窓等、室内装備を充実化したスーパースポーツカスタムカーが「ジオキャトロ グループB」である。 やがてこのカスタムエンジンのベースを164で使用されている3.0リッターV6エンジンに変更しようとしたが、コスト面で断念。そこで、オーストラリアでの普及台数が多いホールデン・コモドアの5.0リッターV8エンジンをベースとし、400馬力仕様へチューニングされ最高速度260km/hをマーク。これによってオーストラリア国内のラリーイベントではプライベーターがこぞって使用するようになっていった。
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