ジェームズ・スチュアート・ブラックトン
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「アニメーションの歴史」の記事における「ジェームズ・スチュアート・ブラックトン」の解説
ジェームズ・スチュアート・ブラックトン(J. Stuart Blackton)によるThe Enchanted Drawing(1900年)は、「アニメーションシーケンス」を含むスタンダード・フィルム(standard picture film)に記録された最初の映画と考えられている。ブラックトンは、顔、葉巻、ワイン1本、ガラスの「稲妻のスケッチ」(lightning sketches)を行っている。ブラックトンがワインを口に流して葉巻を飲むと、顔が表情を変える。この映画で使われていた技法は、基本的にジョルジュ・メリエスによって一般化されたストップ・トリックの効果であった。カメラは停止し、シーンにいくつかの変更が加えられた。この場合、図面は異なる表情(またはガラスを実物に置き換えたもの)である。ブラックトンはおそらく現存しない1896年に映画でも同じ技法を使っていた。その効果はほとんどアニメーションと見なすことはできないが、ブラックトンの1906年のユーモラスな表情は、スタンダード・フィルムで最も古いアニメーションとして知られてる。これは、フレーム間で変更された黒板の図面で作られたシーケンスで、表現を変化させる2つの顔と吹き抜けの葉巻を表示し、ストップモーションカットアウトアニメーション(stop-motion cut-out animation)の特徴を備えている。
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