シールドグリッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 15:43 UTC 版)
船体外壁の各所には小型のデフレクター盤「シールドエミッタ」がグリッド状に張り巡らされた「シールドグリッド」が設置されており、不可視のバリアシールドである「デフレクターシールド(防御シールド)」を生成する。防御シールドは重力子の壁であり、イオンストームの衝撃波などの自然災害、敵艦からの攻撃、転送による異星人の侵入などの危険から艦を守る。 防御シールドは23世紀には船体強度を高めるための単純な重力子壁であったが、24世紀には「マルチフェイズシールド」となり、より強固に船体を保護できるようになる。さらに恒星にも飛びこめるほど耐熱性を高めた「超フェイズシールド」、時空侵略攻撃に対抗する「時空シールド」など種々の改造で多様なシールドを張ることができるようになった。 なおスタートレックに出てくる宇宙艦における防御機構は「防御シールド」と「航行用デフレクター」に分けられている表現が多い(例:小説『宇宙大作戦-スタートレック』)。これはデフレクターが航行中における隕石や微粒子との衝突を防ぐものに対し、防御シールドは武器攻撃や転送侵入を防ぐことが目的となっているからである。つまり防御シールドを作動させていることはいつでも交戦状態に入ることを想定していると解釈され、逆にシールドを解除していることにより攻撃する意思はないことを示すことになる。このようなシーンはしばしば見られる。 シールドを『宇宙大作戦』では「電磁スクリーン」、『新スタートレック』では「防御スクリーン」、『スタートレック:ヴォイジャー』では「シールド」となる。
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