シナプス入力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 16:54 UTC 版)
ラットの室傍核の小細胞性神経分泌ニューロンは、副腎皮質刺激ホルモンを分泌させる肉体的ストレスにより興奮する。たとえば痛み(皮膚を抓ったりキャプサイシンを皮下投与)や脱血によって、一過性に発火頻度が上昇する。またやはり心理的ストレスによっても興奮する。たとえばコレシストキニン(CCK8)は不安を引き起こし副腎皮質刺激ホルモンを分泌させる事が知られているが、CCK8の腹腔投与で小細胞性神経分泌ニューロンの発火頻度を上昇させる。従って視床下部室傍核の小細胞性神経分泌ニューロンがハンス=セリエのいうストレス反応をになっている。つぎに室傍核を制御する高次の脳として、最近小脳が知られている。小脳の室頂核と挿入核から投射している。 大細胞性神経分泌ニューロンについては、バゾプレシンとオキシトシン分泌ニューロンは視索上核のそれぞれと同じ発火パタンを示す。
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