シアーライン
シアーライン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 00:09 UTC 版)
ウインドシアが細長く分布するもの。2種類の用法がある。 メソスケールのシアーライン 総観スケールの気象を表現する天気図には描かれないが、メソスケールで見ると風向・風速が急激に変化しているところ。収束型と発散型があるが、収束型は大気を不安定化させる。集風線、収束線とも言う。 総観スケールのシアーライン 総観スケールでも表現可能な風向・風速の不連続線のうち、温度の変化がない線のこと。閉塞前線が衰弱すると前線の両側の温度差が無くなり、上昇気流だけが名残として残りシアーラインになる。また、熱帯の海洋ではもともと温度差のない前線として発生し、温暖前線にも寒冷前線にも成長しうる。
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