シアーハルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 05:02 UTC 版)
シアーハルクはかつて帆船だったものをクレーン船にしたもので、造船と修理に用いられ、主にロワーマストを建造中の船に設置し、また補修を行った。ハルクのマストは一定角度を取り、船体に取り付けられた索具を引くか、または船体内部のバラストを移動させることでハルクを転動させ、これによってクレーンの端部を効果的に俯仰させることができた。ロワーマストは、船上に搭載されたものの中では最大かつ最強度の一体化された船材であり、こうしたマストを建てることは、シアーハルクまたは陸上に築かれたマスト用二股クレーンを用いない場合、極度に難しい作業だった。
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