ザカリア( زكريا ザカリーヤー)とヨハネ( يحيى ヤフヤー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 15:56 UTC 版)
「聖書の説話とクルアーンの関係」の記事における「ザカリア( زكريا ザカリーヤー)とヨハネ( يحيى ヤフヤー)」の解説
詳細は「ザカリア」および「洗礼者ヨハネ」を参照 ザカリア(ザカリーヤー)の物語は、ルカによる福音書1:5-80と3:1-22、クルアーンの19.2-15に見られる。ザカリアとその妻は、子供を授かることなく老齢に達した。神はザカリアに語りかけ、不妊だった妻が子を宿し、その名もヨハネ(ヤフヤー)であることを告げる。その御しるしとして神は、ヨハネが生まれるまでザカリアの口がきけないようにした。ザカリアは身振りを使って意志を伝えた。ヨハネは成長して偉大で高潔な預言者となり、神の御言葉を立証する。どちらの物語も、ヨハネの死について言及している。 2つの物語には決定的な不一致は存在しないが、それぞれに独自の要素がある。例えば、聖書のザカリアは司祭である。神はヨム・キプルの日[要出典]、至聖所で彼に語りかける。彼は神の意志の実現を疑ったため、神のしるしと罰として口をきけなくされた。ムスリムはザカリーヤーを預言者とみなすため、彼は神の全能を疑ったことはないものの、クルアーンの物語によれば彼は高齢であり妻も長く不妊であったため、いかにしてそのような事態を起こすか質問したとする。神にとってそれはいともたやすいことであり、かつてザカリーヤーが無であるときに神が彼を創ったのと同様であると、彼は告げられる。クルアーンの物語で、ザカリーヤーが求めた御しるしは3日3晩の沈黙となった。そこでザカリーヤーは、部屋から出て人々に主を讃えるよう霊感的身振りで伝えた。
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