サ変動詞の"連濁"
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 07:58 UTC 版)
漢語などに由来するサ行変格活用の動詞でも、連濁と同じように「ずる」となるものがある。これは「感ずる」「演ずる」「講ずる」「報ずる」のように、ンまたはウで終わる漢字1字からなるものが多い。 これらの元来の発音はnまたはm(ン)、ng(ウ)という鼻音であり、これに引かれて次のスが濁ったのである。 これらは現代ではサ変活用の意識がなくなってしまい、「感じる」のように上一段活用にするのが普通になっている。 なお和語でも「疎んずる」などの例がある。これは「疎みする」が撥音便で「疎ん-」になり、これによりスが濁ったものである。
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