サンクムへの評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 03:24 UTC 版)
シハヌークやサンクムに批判的な者はその保守的かつ権威主義的なステイタス・クオとしての側面を強調する。いっぽうカンボジアの庶民が民主主義に参加することをコミュニティの開発を通じて行った実用的な試みとする考えもあり、シハヌーク個人や1993年の王政復古への評価も含めて大きく見解が割れる。 いずれにせよ、後の悲惨なカンボジア内戦やポル・ポト時代に比べて、特にサンクムの時期の前半に「まだ安定した時期だった」とのノスタルジーを感じる高齢者が多いことは確かであり、現在でもサンクム・チャ(旧社会)と呼ばれ懐古されている(カンボジアでは高齢者とは、悲惨な時代を辛うじて生き延びた者であるが)。
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