サブユニット構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 09:21 UTC 版)
コヒーシン複合体は4つのサブユニットから構成される。そのコアとなる2つのサブユニット(SMC1とSMC3)はSMCタンパク質と総称されるATPアーゼのファミリーに属する。残りの2つはkleisinサブユニットとHEATリピートサブユニットである。それぞれの因子は、酵母遺伝学によって接着に関与する遺伝子産物として見いだされ、カエル卵抽出液を用いた生化学的解析によってひとつの複合体のサブユニットであることが証明された。その構造と機能は、酵母からヒトまで広く保存されている。減数分裂期では、一部の制御サブユニットが置き換わり、減数分裂期に特有のコヒーシン複合体が構築される。 サブユニット分類脊椎動物ショウジョウバエ線虫出芽酵母分裂酵母SMC1α SMC ATPase SMC1α SMC1 SMC-1 Smc1 Psm1 SMC3 SMC ATPase SMC3 SMC3 SMC-3 Smc3 Psm3 RAD21 kleisin RAD21 RAD21 SCC-1/COH-2 Scc1/Mcd1 Rad21 SCC3 HEAT SA1/STAG1, SA2/STAG2 SA SCC-3 Scc3 Psc3 SMC1β (減数分裂型) SMC ATPase SMC1β - - - - REC8 (減数分裂型) kleisin REC8 C(2)M? REC-8 Rec8 Rec8 RAD21L (減数分裂型) kleisin RAD21L - - - - SA3 (減数分裂型) HEAT SA3/STAG3 - - - Rec11
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