サフィール1以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 09:28 UTC 版)
「サフィール (イランのロケット)」の記事における「サフィール1以前」の解説
イランの国営テレビによると、2008年2月25日にカーヴォシュガル1(Kavoshgar-1、کاوشگر ۱)ロケットにより準軌道テスト飛行が行われた。この打ち上げのペイロードは高層大気観測用の機器であり、高度200-250kmの宇宙空間に打ち上げられ科学データを取得することに成功したと、イラン・イスラム共和国通信社 (IRNA) が報じた。IRNAの初期の報道において、このロケットは3段ロケットであり、1段目は発射後90秒で分離され、最終的に高度200-250kmの軌道に到達したとされた。この打ち上げ機は液体燃料ロケットであり、シャハブ3から派生したものであると考えられている。このロケットについてイランは2008年2月19日に新しい情報を発表しており、それによるとこのロケットは2段ロケットで、1段目は高度100kmで切り離され、パラシュートによって地上に帰還した。2段目は高度200kmまで上昇を続けたが、軌道速度には達しなかった、とのことである。 観測ロケットの開発と打ち上げ成功については、これより1年前の2007年2月25日にも発表されている。このロケットと前述のロケットが同じタイプのものかどうかは不明である。
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