サイズおよび識別形質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 05:11 UTC 版)
「スピクリペウス」の記事における「サイズおよび識別形質」の解説
スピクリペウスは全長約4.5m、体重は3~4tと推定される。スピクリペウスのしわくちゃの鼻骨は前上顎骨後部の構造の側面に接しており、カスモサウルス亜科の中でも特異である。また、発達した上眼窩角と六つのホーンレットを併せ持っている点でも特殊である。第一および第二対の縁後頭骨はフリルの前面に触れるほどまでに内側にカールしており、第三のそれは外側に向かって尖っている。 これによってジュディケラトプス、メルクリケラトプスのような他のジュディスリバー累層産のカスモサウルス亜科とスピクリペウスは、容易に見分けがつく。しかしながら、ジュディスリバー累層から見つかっているケラトプス類ケラトプス・モンタヌスおよびカナダのダイナソーパーク累層産のペンタケラトプス・アクイロニウス(いずれも疑問名)は形態的にスピクリペウス・シッポルムに類似しており、これら三種は恐らく正しくは単一の種にまとめられるとされている。しかしC.モンタヌスにしろP.アクイロニウスにしろ、ホロタイプの保存状態が悪すぎるため詳しく比較分析することは難しい状況である。
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