ゴビアテリウムとは? わかりやすく解説

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ゴビアテリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 04:31 UTC 版)

ゴビアテリウム
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
始新世中期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
下綱 : 真獣下綱 Eutheria
: 恐角目 Dinocerata
: ウインタテリウム科 Uintatheriidae
亜科 : ゴビアテリウム亜科 Gobiatheriinae
: ゴビアテリウム属 Gobiatherium
学名
Gobiatherium
Osborn & Granger, 1932
  • G. major
  • G. mirificum
  • G. monolobotum

ゴビアテリウム (Gobiatherium) は、新生代第三紀始新世中期にアジアに分布した大型の哺乳類恐角目・ウインタテリウム科。学名ゴビ砂漠の獣。

形態

体長3m - 4m、頭骨長約70cm。サイほどの大きさの大型草食動物。恐角目に属するが、ウインタテリウムの様な多数の角は持たない。かわりに鼻の周囲の骨が瘤状に盛り上がっていた。ここにサイの様な角質の角があったとされる。また、上顎の切歯及び犬歯は失われている。おそらくはカバの様に水辺を生活の場とし、水生生物などを餌としていたとされる。以上の様にウインタテリウムとは様々な点で異なっているが、その差異は亜科のレベルに過ぎないとされる。

関連項目

  • ウインタテリウム - 恐角目の代表的な。三対の角とサーベル状犬歯を持つ。北アメリカ大陸、アジアに生息。
  • プロディノケラス - 初期の恐角目。かつてはモンゴロテリウムなどとも呼ばれた。ゴビアテリウムの祖先または祖先に近縁な生物とされる。角は持たないがサーベル状犬歯を持つ。
  • アンドリューサルクス - 同時代のモンゴルに生息した大型肉食動物。
  • エンボロテリウム - 始新世末期から漸新世前期にかけて生息した、有角の大型草食動物(奇蹄目)。ゴビアテリウムの後に現れ、そのニッチを引き継いだ。

参考文献





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