コード軌道回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/08 14:46 UTC 版)
詳細は「軌道回路#コード軌道回路」を参照 コード軌道回路を用いるシステムは、本質的にはレールを情報送信機として利用する電磁誘導式システムである。コード軌道回路により標準の軌道回路の機能である列車の位置検知と、信号現示の連続的な列車への伝送の両方を実現している。この方式により、地上子を設置する必要がなくなっている。 コード軌道回路を用いたシステムの例としては、ペンシルバニア鉄道(Pennsylvania Railroad)の標準システムやロンドン地下鉄のヴィクトリア線、マサチューセッツ湾港湾局(MBTA)レッドラインのものがある。可聴周波数(AF: Audio Frequency)軌道回路も、ハドソン-バーゲン・ライトレール(HBLR: Hudson-Bergen Light Rail)やニューアーク・ライトレール(Newark Light Rail)などで利用されている。可聴周波数軌道回路は、従来の商用周波数軌道回路に比べて情報の伝送と受信にデジタル信号処理技術を多用し、より安く単純に設計し実装することができる。
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