コンピュータ利用者に対するロックアウト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 14:10 UTC 版)
「アクセス禁止」の記事における「コンピュータ利用者に対するロックアウト」の解説
一般的な用語としてのロックアウトは、交渉の手段として所定の施設や設備の利用を制限することだが、コンピュータ用語(コンピュータセキュリティ)におけるロックアウトでは、少々別の意味で用いられる。 この場合のロックアウトでは文字通りの「締め出し」で、コンピュータの利用に際して必要なアカウントの凍結などを指す。これは様々な理由により行われることがあるが、大抵の場合は利用規約に反して使用した場合や何らかの迷惑行為を行った利用者のアカウントに対して、管理者が行う措置である。 多くの場合は一過的な措置で利用者の反省を促したり、感情的に成り過ぎた利用者に冷静になる期間を与えるために行われる。しかしこの警告を無視して同様の行為を繰り返す場合には、アカウント剥奪やアクセス禁止といったより厳しい措置がとられるが、このアカウント剥奪も含めてロックアウトと表現する。 例としては、インターネット・サービス・プロバイダの迷惑メール送信者への対応が挙げられる。迷惑メールの送信者に対しプロバイダ側は止めるように求めるが、それでも止めない場合は利用規約を楯にサービスの提供を打ち切り、アカウントを抹消してしまう(日本での場合)。
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