コントラバス・サイズの楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/19 17:45 UTC 版)
「ヴィオローネ」の記事における「コントラバス・サイズの楽器」の解説
このカテゴリーには多くの楽器が含まれるが、それらを名称で区別するのは容易ではない。真のヴィオール属の楽器があり、ヴァイオリン属に近い楽器もあるが、その形や構造や調律から本当のヴァイオリン属に含めることは出来ない。 Dヴィオローネ。これはヴィオール属で最大の楽器であり、6弦でバス・ヴァイオルより1オクターヴ低いDに調律される。 ウィーン・ヴィオローネ。これは折衷的な楽器であり、多くのヴィオール属の特徴を持つが(フレット、ガンバ・シェイプ、フラット・バック)4弦か5弦の楽器であり(3度と4度のDメジャー・チューニング)真のヴァイオルとは調弦が異なる。ほとんどの場合16フィートの楽器としてのみ使用されるが、17世紀から室内楽や独奏の楽器として一般的に使用され、ウィーン古典派の時代(c. 1760-1820)にはダブル・バス楽器として好まれた。 コントラバスあるいはダブル・バス。この名称は歴史的な観点からは問題があるが(現代の読者が期待するものとはやや違った意味になる)3弦か4弦の楽器で(通常は)フレットを持たない。あらゆるタイプのヴィオローネの中で最も現代のコントラバスに近い。弦は現代のコントラバスと同様に4度で調律されるか、チェロのオクターヴ下で5度に調律される。3弦しかない場合は最も低い弦が失われる。18世紀や19世紀の多くの奏者は3弦しか使用せず、楽器をよりよく響かせるために弦を1つ取り去った。(C1–G1–D2)という5度調弦も行われる。
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