コンテナ船との衝突
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/06 06:45 UTC 版)
1986年6月29日、2時18分ごろ、松山港から神戸港に向かっていた本船は、瀬戸内海の備後灘東部を航行中、六島灯台の南方約2,700メートルの地点で、神戸港から三島川之江港へ向かっていたコンテナ船第十八勢栄丸と衝突した。東航する本船に対して、西航する第十八勢栄丸が本船の針路を横切り南下する態勢で接近、本船の船首が第十八勢栄丸の左舷後部に前方から約70度の角度で衝突した。衝突の結果、本船は船首上部を圧壊、左舷船首の外板に凹損および擦過傷を生じ、左舷錨が海没した。勢栄丸は、船橋左舷側を破損、左舷上部外板に亀裂を伴う凹損を生じた。事故発生当時、天候は霧で濃霧注意報が発表されており、視程は約0.3海里と悪化していた。霧による視界制限状態で、本船が霧中信号を吹鳴せず、レーダーで探知した前路の他船と著しく接近する状況となった際、減速せず過大な速力のまま転針し進行したことと、第十八勢栄丸が同様に減速せず過大な速力のまま転針し右転したこと、とされた。
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