コレクションの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 09:17 UTC 版)
Javaでは、配列以外のコレクション(java.util.ArrayListやjava.util.LinkedListなど)には参照型のみ追加することができる。プリミティブ型のデータをそのまま要素として追加することはできない。そこで、プリミティブ型のデータは対応するプリミティブラッパークラスのオブジェクトにボックス化して追加し、取り出すときにはダウンキャストしてからボックス化解除する。 import java.util.*;...List list = new ArrayList(); // Object 型のみ格納できる。//list.add(5); // Java 1.4 以前ではコンパイルエラー。list.add(Integer.valueOf(5)); // Integer 型にボックス化してリストに追加する。Integer iw = (Integer)list.get(0); // Object 型から Integer 型にダウンキャスト。int iv = iw.intValue(); // Integer 型からボックス化解除。 Java 1.5以降ではジェネリクスおよび自動ボックス化をサポートするので、プリミティブ型のデータもあたかもオブジェクトのように扱うことができる。ただしコレクションには参照型のみ追加できること、またボックス化・ボックス化解除が実行されることには変わりない。Javaのジェネリクスは型安全であることが保証されているだけであり、ジェネリクスを使わない場合と比べてパフォーマンス上の優位性はない。 List
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