コルト・ローマン
コルト・トルーパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 23:53 UTC 版)
「コルト・ローマン」の記事における「コルト・トルーパー」の解説
1953年に発売されたコルト社のマグナムリボルバー。ローマンと同様に当時のコルト社のリボルバーらしく、エジェクターロッドハウジングが無く、サイトはフロントが同様のランプタイプで、リアがアジャスタブルタイプとなっている。グリップはウォールナット製のチェッカードグリップだが、オプションでターゲットグリップも備わっている。.22LR弾に対応するモデルも存在。 2年後の1955年に同社の傑作であるパイソンが登場したため、地味な存在となってしまったが、ローマンMk.IIIの発売と同時期の1969年に、生産性に長けた焼結金属を多用したパーツに加え、スミス&ウェッソン社のS&W M19を思わせるエジェクターロッドハウジングを持ち、グリップ内にコイルトリガースプリング、セーフティ・コネクターを内蔵した「トルーパーMk.III」にリニューアルされたことで、アメリカではある程度の知名度を持つようになった。後に.357マグナム弾を使用する標準モデルの他に、ユーザーからの要望で.22LR弾、.22マグナム弾を使用する派生モデルも製造されるようになった。 1980年代には「Mk.Vシリーズ」に更新され、パイソンを思わせるベンチレイテッドリブを持ち、トリガーフィーリング向上のためにトリガーメカニズムをショートアクションタイプとした「トルーパーMk.V」となった。このトルーパーMk.Vの銃表面のバフ磨き鏡面仕上げを省略した廉価版として「ピースキーパー」も作られたが、数年後には同社のキングコブラやアナコンダにとって代わられることとなった。 詳細は「w:Colt Trooper」を参照
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