Common Public License
IBM社が提唱しているオープンソースライセンス。
特許技術を含むコードをライセンスできるように、条文中に“非独占的で世界規模で実施料無料の特許実施許諾”を明示しているのが特徴。通例、特許技術を含むコードを特別な契約なしに一般公衆に配布すると、それを使用または販売した者は特許権の侵害に問われることになるが、ライセンス中に実施許諾が明記されていることでこのような問題が回避される。
権利の付与については、特許権だけでなく著作権にも言及しており、コントリビュータ(プログラムの配布者)には「非独占的で世界規模で実施料無料の著作権ライセンス」が与えられるとされている。
業としてプログラムを配布する「商業コントリビュータ」については、権利侵害や損害賠償などの訴訟リスクから、ほかのコントリビュータを守る義務を負う。同時に、ほかのコントリビュータは被訴訟人の商業コントリビュータの法的防御や和解交渉に協力したり、任意で訴訟に参加したりすることができるなど、利用者が互助的に訴訟リスクに対応できるようにする仕組みも備えている。
関連URL
Common Public License(原文)(http://www.ibm.com/developerworks/opensource/library/os-cpl.html)
Common Public License(日本語訳)(http://www.opensource.jp/licenses/cpl.html)
固有名詞の分類
Weblioに収録されているすべての辞書からCommon Public Licenseを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からCommon Public Licenseを検索
- Common Public Licenseのページへのリンク