コモンウェルス・エンジニアリングとは? わかりやすく解説

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コモンウェルス・エンジニアリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 08:59 UTC 版)

コモンウェルス・エンジニアリング
業種 鉄道車両製造
その後 ABBグループによる買収
設立 1921
解散 1990
本社
グランヴィル (ニューサウスウェールズ州) 
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コモンウェルス・エンジニアリング: Commonwealth Engineering)は、かつて存在したオーストラリアの鉄道車両製造メーカー。略称はコメンジComeng)。

歴史

1921年ニューサウスウェールズ州シドニーキャンパーダウン自動車バスの車体製造メーカー「スミス&ワディントン」として創業[1]世界恐慌の後、「ワディントン・ボディ・ワークス」と変更し、工場をグランヴィルに移転した。第二次世界大戦中は、グランヴィルの工場で軍事資材を製造するためオーストラリア政府の管理下に置かれる。1946年に、オーストラリア政府はワディントン・ボディ・ワークスの支配権を獲得し、社名を「コモンウェルス・エンジニアリング」に変更した。

1949年クィーンズランド州ロックリー1952年西オーストラリア州バッセンディーン1954年ビクトリア州ダンデノングに工場を設立。1957年6月に、オーストラリア政府が同社の株式を売却し、純民間企業となる。同年、ユニオン・キャリッジ・アンド・ワゴンの設立に出資。

1982年11月に、オーストラリアン・ナショナル・インダストリーズ英語版の子会社となる。

1989年にグランヴィル工場を閉鎖し[2]1990年にダンデノング工場をABBグループ[3]、バッセンディーン工場をUGLレールへ売却を以て、コモンウェルス・エンジニアリングは事業を終了した。

製品

バス

オーストラリア首都特別地域

ニューサウスウェールズ州

ビクトリア州

  • AEC Regal IIIs

西オーストラリア州

  • レイランド OPSU1/1s

ディーゼル機関車

ニューサウスウェールズ州

西オーストラリア州

電気機関車

ニューサウスウェールズ州

気動車

ニューサウスウェールズ州

クィーンズランド州

南オーストラリア州

西オーストラリア州

タスマニア州

  • Diesel railcars for Indian Railways[4]

電車

ニューサウスウェールズ州

ビクトリア州

客車

コモンウェルス鉄道

ニューサウスウェールズ州

クィーンズランド州

路面電車

ニューサウスウェールズ州

  • シドニートラムス R1形

ビクトリア州

脚注

  1. ^ History of Prewar and War Single Deck Vehicles DGT Archives
  2. ^ 工場はのちに解体し、ダック川の西側に面した跡地は高層住宅街と軽工業地帯に再開発された。
  3. ^ 現在はABBグループを経て、ボンバルディア・トランスポーテーションが工場を操業している。
  4. ^ The Indian Railcar Contract Adam, Eric Australian Railway Historical Society Bulletin, December 1989 pp285-291

関連項目




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