コモドール・セミコンダクタ・グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/22 20:49 UTC 版)
「モステクノロジー」の記事における「コモドール・セミコンダクタ・グループ」の解説
6502は成功したものの、会社自体は問題を抱えていた。マイクロプロセッサ市場の拡大に伴って電卓市場がどんどん縮小していき、資金繰りの問題が発生するようになったのである。そこでコモドールが救いの手を差し伸べ、1976年、会社全体を買収した。買収後もしばらくは社名を変更しないでいたが、最終的にモステクノロジーはコモドール・セミコンダクタ・グループと改称した。ただし、改称後も1989年まで、出荷されるチップには "MOS" と印刷されていた。 6502の設計者の1人 Bill Mensch は、この買収の前に同社を辞めていたが、1978年、ウェスタンデザインセンター(WDC)を設立した。WDC は6502のライセンス供給を受け、CMOS版の 65C02、そのマイクロコントローラ版の 65C150 などを製造した。その後、16ビットにアーキテクチャを拡張した65816を製造している。WDCが6502とその周辺チップを全てCMOS化したおかげで、6502 は今でも組み込みシステムでは比較的よく使われている。
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