コミュニティの懸念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 16:55 UTC 版)
「OpenIndiana」の記事における「コミュニティの懸念」の解説
OpenSolarisのバイナリ・ディストリビューションがSolarisExpressに移行し、OpenSolarisの更新がリアルタイムで提供されなくなったとき、オラクルがコミュニティへのソースコードの提供をやめたらOpenIndianaはどうなるのだろうかという懸念が広がった。しかし、開発チームがソースコードの提供元をIllumos Foundationに変更する意向を示したため、この懸念は和らいだ。 OpenIndianaの構築に用いられているオラクル製のコンパイラがフリーに利用できなくなる可能性があることに対する懸念も存在する。これに対し、OpenIndianaはオープンソースのGNU Compiler Collectionでコンパイルできるように改変を行っている。コンパイルされたバイナリが多くの機器(マザーボード、チップセット、CPU、HBAなど)で起動可能となり、安定動作するように作業が続けられている。 HCL(ハードウェア互換性リスト)は多少略式であり、断片的であり、集約されていないため、ハードウェアの選択にはエンドユーザーによる調査が多く要求される。包括的で集約的なHCLが存在しないのはデバイスドライバユーティリティがOpenSolarisの一部であり、現在はオラクルの管理下となっているサン・マイクロシステムズのメールアドレスを用いているのが原因かもしれない。
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