コパヒー (護衛空母)とは? わかりやすく解説

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コパヒー (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 13:55 UTC 版)

艦歴
発注:
起工: 1941年6月18日
進水: 1941年10月21日
就役: 1942年6月15日
退役: 1946年7月5日
除籍: 1959年3月1日
その後: 1961年に廃棄
性能諸元
排水量: 7,800 トン
全長: 495.7 ft (151.1 m)
全幅: 111.5 ft (34 m)
吃水: 26 ft (7.9 m)
機関: 蒸気タービン1軸推進、8,500shp
最大速: 16.5 ノット (30.6 km/h)
航続距離:
兵員: 士官、兵員890名
兵装: 4インチ砲2門、連装40mm機銃8基、20mm機銃27基
搭載機: 24

コパヒー(USS Copahee, CVE-12)は、アメリカ海軍護衛空母ボーグ級航空母艦の1隻。当初は AVG-12(航空機搭載護衛艦)と指定され、1942年8月20日に ACV-12(補助空母)に艦種変更、1943年7月15日に CVE-12(護衛空母)に再変更、1955年6月12日に CVHE-12(護衛ヘリ空母)に再々変更された。

艦歴

コパヒーは海事委任契約の下ワシントン州タコマトッド・パシフィック造船所で1941年6月18日にスチール・アーキテクト(Steel Architect)(船体番号169)として起工した。1941年10月21日にW・M・ウェルズ夫人によって進水し、1942年2月8日に海軍に引き渡され、1942年6月15日にJ・G・ファレル艦長の指揮下就役した。

コパヒーは1942年9月5日にアラメダを出航し、9月28日にヌーメアに到着、貨物、航空機、物資、兵員を送り届ける。10月7日から11日までガダルカナル島へ巡航し、20機の海兵隊航空機をヘンダーソン基地に運搬する。カリフォルニア州サンディエゴへは10月29日帰還し、オーバーホールに入る。

コパヒーは真珠湾で訓練を行った後、1943年2月25日にサンディエゴを出航し、航空機、兵員、物資をニューヘブリディーズ諸島フィジーニューカレドニアの前線基地に運搬する。任務は6月7日まで継続した。

1943年9月2日から1944年1月19日の間にコパヒーは二度の輸送任務に従事し、オーストラリアタウンズヴィルブリスベーンと、真珠湾へ航空機を運搬した。4月10日にサンディエゴを出航し、6月3日まで真珠湾とマジュロへ航空機を運搬した後、マリアナ諸島での戦いに向けて第5艦隊に補充のパイロットと航空機を運搬した。1944年7月28日にサンディエゴに帰還し、日本軍の捕獲機(零式艦上戦闘機13機、九七式艦上攻撃機1機)および機材(エンジン37基)を研究、訓練に使用するため運搬した。

オーバーホールの後、コパヒーは輸送任務に復帰する。戦争の終了までマヌス島マジュログアムサイパンおよび真珠湾へ大量の貨物を輸送し、アラメダから6度の往復を行った。1945年9月6日から12月21日までマジック・カーペット作戦に従事し、サイパン、グアム、エニウェトクおよびフィリピンから西海岸に帰還兵を輸送する。1945年12月21日にアラメダに帰還し。1946年7月5日にワシントン州タコマで退役する。

コパヒーは1955年6月12日に CVHE-12(護衛ヘリ空母)へ艦種変更される。その後1959年3月1日に除籍され、1961年にスクラップとして売却された。

コパヒーは第二次世界大戦の戦功で1個の従軍星章を受章した。

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