コバノコゴメグサとの識別ポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 03:34 UTC 版)
「コケコゴメグサ」の記事における「コバノコゴメグサとの識別ポイント」の解説
同属で同じミヤマコゴメグサ群のコバノコゴメグサとの識別ポイントを下表に示す。茎や萼に腺毛があり、萼は上下に深裂し、裂片はさらに浅く裂け、先は尖らない共通の特長がある近縁種で、本種が花柱の上半分が湾曲するのに対して、コバノコゴメグサは花柱がまっすぐ。 和名学名画像識別のポイントコケコゴメグサE. kisoalpina 高さ2-6 cm花柱の上半分は湾曲する分布域:本州(木曽山脈)7月下旬-8月中旬 コバノコゴメグサE. insignis subsp. insignis 高さ3-15 cm花柱はまっすぐ分布域:本州(那須山地、日光山、秩父山地、八ヶ岳、赤石山脈など)の主に太平洋側開花時期:8-9月 本種とコバノコゴメグサとの外部形態の比較を下表に示す。 項目コケコゴメグサE. kisoalpinaコバノコゴメグサE. insignis subsp. insignis花冠の長さ 3.5-5.5 mm 8-11 mm 雄ずい 葯長 0.8-1.0 mm 1.5-1.7 mm 短花糸 1.5-1.7 mm 2.5-2.7 mm 長花糸 2.2-2.5 mm 約4.5 mm 花柱 長さ 約4 mm 6-9 mm 形状 先は緩やに湾曲して花冠外へつきでない 先は著しく湾曲して花冠外へつきでる 葉 長さ 3-5 mm 4-8 mm 幅 2.5-4.5 mm 3-6 mm 牙歯の数 1対(まれに2対) 2-3対 茎 高さ 3-6 cm 3-18 cm 分枝 単純まれに分枝する 多くは分枝する時に単純
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