コスト差拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 10:02 UTC 版)
競争激化による非集中戦略とのコスト差拡大リスクがある。非集中タイプ戦略が圧倒的スケールメリットでコスト差をつけてきた場合、太刀打ちできないリスクがある。 例えば自社が動画配信市場のアニメセグメントに集中し、広いアニメの品揃えで競争力を生んでいるとする(差別化集中)。しかしあらゆるドラマ・映画を配信する業界リーダーが技術革新を繰り返した結果、動画を保持しインターネット配信するコストに圧倒的な差が生まれ、業界リーダーが自社の半額でサービス提供可能になる(コスト差拡大)。自社にはアニメの品揃えで一日の長があったが、アニメセグメントでも総合的な価値は業界リーダーに軍配が上がり、自社は競合に敗れてしまう。また作品をアニメに絞って調達コストを抑えていた場合(コスト集中)でも、共通部分である配信コストで差が拡大すると総コストで負けて戦略が崩壊してしまう。
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