ゲソ丼とは? わかりやすく解説

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ゲソ丼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 11:51 UTC 版)

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ゲソ丼
旭川市「花ちゃん」のゲソ丼とミニそば
発祥地 日本
地域 北海道旭川市
誕生時期 1981年昭和56年)
主な材料 イカ
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岩見沢市「小もろそば」のゲソ丼

ゲソ丼(ゲソどん)は、北海道旭川市周辺で広く食べられている、ゲソ(イカの足)の揚げ物をのせた丼物である。

概要

旭川市周辺の立ち食い蕎麦屋のメニューとして必ずとしていいほど用意されており、スーパーマーケットでも売られていることが多い。ツーリングマップルなど観光ガイドやテレビ・地図等でも紹介されており[1][2]、観光客(特にライダー)に根強い人気がある[1]

基本的なレシピ

作り方は、イカのゲソに片栗粉をまぶして油で揚げて丼のご飯の上に乗せる。普通に揚げるのではなくて、フライパンで揚げ焼きする工夫をし、より柔らかく仕上げる店もある。上から醤油をベースにした甘辛いタレをかける。ご飯には刻んだ焼き海苔を散らす店もある。材料のイカは、北海道近海で豊富に水揚げされるヤリイカスルメイカ等を使用する。

発祥について

1981年昭和56年)、旭川市5条通の「立ち食いそば屋 天勇」が発祥とされている[2][3]。姉妹店「寿司屋 天勇」[注 1]で余ったゲソを天ぷらにして丼にのせて提供したのが始まりで[2][3]、野菜天丼とともに定番メニューとして存在していた。

現在では、旭川市内の蕎麦屋など少なくとも十数店舗が提供しているとされる[2]

また、旭川市から約100km離れた岩見沢市にもゲソ丼を扱う蕎麦屋「小もろそば」(創業1966年)がかつて存在した。だが岩見沢市の場合、旭川市と異なり市内一円で広く食べられている料理ではなく、あくまでも「一個店の名物」に留まっていた。しかしながら、この小もろそばも元々は野菜天丼とともに提供されていた事など、「天勇」などの旭川市の店と多くの共通点があった。[要出典]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 2004年平成16年)に閉店。

出典

  1. ^ a b “うまい! うちの逸品:ゲソ丼*花ちゃん”. 北海道新聞旭川支社. (2008年11月30日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304113335/http://asahikawa.hokkaido-np.co.jp/umai_uchino_ippin/20081130.html 2022年3月8日閲覧。 
  2. ^ a b c d “【ゲソ丼】秘密のケンミンSHOWでも紹介された旭川のご当地グルメ”. asatan (asatan). (2020年3月4日). オリジナルの2022年3月8日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/gUrir 2022年3月8日閲覧。 
  3. ^ a b “50年以上の歴史引き継ぎ ゲソ丼発祥のそば屋が移転 立ち喰いそば屋「天勇」”. LINER WEB. ライナー (ライナーネットワーク). (2019年10月2日). オリジナルの2022年3月8日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/1eKEW 2022年3月8日閲覧。 

関連項目

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