グレゴリオ暦からの月齢計算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 02:30 UTC 版)
グレゴリオ暦の日付 y 年 m 月 d 日から月齢 age 日を求める略算法として、堀源一郎が1968年に『天文月報』で発表した簡易月齢計算法がよく知られている。 西暦年数 y から 11 を引き、その値を 19 で割った余りを求め、11 を掛ける。この値を a とする。 月数 m から、下表によって b を求める。 月 (m)123456789101112b0 2 0 2 2 4 5 6 7 8 9 10 b は、6月までは「おにおににし (020224)」と語呂合わせで覚え、7月以降は m−2 として求める。a+b に日 d を加える。求めた値を 30 で割った余りが、その日のおおよその月齢である。ただし、最大 2 程度の誤差がある。 上の内容を数式にしたのが、次式である。y 年 m 月 d 日の月齢 age 日を求める。ここで、% は剰余演算子とし、b(m) は上表による値とする。例: 62%30 = 2、b(5) = 2。 age = (((y−11)%19)×11+b(m)+d)%30 また,次の「満月方程式」によって、m 月の満月の日 D を求めることができる。これは非常に簡単だが、やはり数日の誤差がある。 D = (p−m)%30 ここで、p は、2020年は 12、2021年は 1、2022年は 20、…… と、年ごとに 11 ずつ引いていく。引けなくなったら 30 を足してから 11 を引く。
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