グラン・マニエとは? わかりやすく解説

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グランマニエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/14 03:33 UTC 版)

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グランマニエ


グラン・マルニエ

(グラン・マニエ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/10 02:14 UTC 版)

グラン・マルニエ
基本情報
種類 リキュール
詳細分類 果実系のリキュール
度数 40%
発泡 なし
主原料 ビターオレンジ
原産国 フランス
製造元 マルニエ・ラポストル社
販売元 ドーバー洋酒貿易株式会社(2016年7月より)( 日本
詳細情報
琥珀色~橙色(透明)
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グラン・マルニエ:Grand Marnier)は、1880年アレクサンドル・マルニエ=ラポストル英語版により生み出されたフランスのオレンジ・リキュールオレンジ・キュラソー)の一銘柄である。アルコール度数は40度、エキス分は27.1%。

なお、片仮名での表記はグラン・マニエとされることが多い。

概要

クレープシュゼットに使われるグラン・マルニエ

コニャックビターオレンジの蒸留エキス分を加え、オーク樽で熟成させて作られる。アルコール度数は40度で、食後酒としてストレートで飲まれるほか、カクテルデザートにも用いられる。特にフランスではクレープシュゼットやクレープ・オー・グランマルニエなどの洋菓子に使用されることも多いである。

日本で最も手に入りやすいのは「コルドン・ルージュ」("Cordon Rouge"、「レッドリボン」とも呼ばれる)だが、それ以外にヨーロッパ各国や主要国の国際空港で売られている「コルドン・ジョーヌ」("Cordon Jaune"、「イエローリボン」とも)や100周年記念ボトル("Cuvée du Centenaire")、150周年記念ボトル("Cuvée Speciale Cent Cinquantenaire")、チェリーを原料とした「チェリー・マルニエ」もある。コルドン・ジョーヌはコニャックではなく穀物酒が原料となっており、コルドン・ルージュに比べ格下とされており、ストレートで飲むよりもカクテルや料理に向いている。

デザートにはクレープシュゼット以外にデニッシュやブッシュ・ド・ノエルクレームブリュレ作りに使われ、またクランベリーソースにクランベリーの苦味とは対照的な甘さや柑橘類の香りを加えるのにも多く用いられる。

カクテルにはグラン・マルニエ・マルガリータコスモポリタングラン・マルニエ・サイドカーグラン・マルニエ・オレンジ、ダーティ・ハリー、グラン・ミモザ、B52などに用いられる。

コアントローとの違い

グラン・マルニエと並び称されるオレンジ・リキュールにコアントローがある。両者とも度数は40度であり、オレンジピール(品種のブレンドは異なる)を用いることは共通しているが製法が異なっており、グランマルニエが自家製コニャックをベースに用い、かつエキス分との混合後に樽熟成をしているのに対し、コアントローは中性スピリッツをベースに用い、かつ樽熟成を行わない。こうした製法の違いは色として現れ、グラン・マルニエは琥珀色(オレンジ・キュラソー)、コアントローは白色(ホワイト・キュラソー)となる。またオレンジピールのブレンドの違いにより、グラン・マルニエにはオレンジの苦味が感じられるが、コアントローにはそれがない。また、コアントローのほうが糖分は高い。

詳しくは、コアントロー及びキュラソーのページを参照。

関連項目

外部リンク



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