グラント元大統領の世界旅行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/19 08:00 UTC 版)
「シティ・オブ・トウキョウ」の記事における「グラント元大統領の世界旅行」の解説
1877年、アメリカ大統領を務めたユリシーズ・グラントは、退任後に世界旅行をおこない、少し前に終結した南北戦争の英雄としてどの寄港地でも歓迎を受け、大成功を収めた。 グラントは1877年5月17日に旅行の第一歩をアメリカンライン(英語版)のペンシルバニア級客船(英語版)であるインディアナで記した。彼は約2年半後の1879年9月20日にシティ・オブ・トウキョウに乗って、サンフランシスコに到着し、帰還した。 同時代の新聞記事は到着をこのように記している。 軍艦やヨットの群は湾内でシティ・オブ・トウキョウと遭遇し、煙が港を曇らせるまで祝砲が撃たれ、鐘が鳴らされ、工場のサイレンは甲高く吹鳴された。海峡を見下ろせるあらゆる場所は観衆で黒く染まった。 グラントが1879年12月12日に、2年半前の最初の出発地であるフィラデルフィアに戻るまで、群衆があらゆる駅で歓迎した。
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