クルマエビ上科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 04:17 UTC 版)
Penaeoidea Rafinesque-Schmaltz, 1815 大きさは体長数cmほどのものから20cmを超えるものまで種類によって異なる。5対の歩脚はいずれもよく発達する。漁業資源となるものが多い。 次の2科は化石種のみが知られる。 †Aegeridae Burkenroad, 1963 - 眼窩後棘 (postorbital spine) が存在するが、肝上棘 (hepatic spine) がない。Acanthochirana Strand, 1828 - 5種。 Aeger Münster, 1839 - 約20種。 †Carpopenaeidae Garassino, 1994Carpopenaeus Glaessner, 1945. - 白亜紀。2種。 以下に現生種を含む科を示す。 クルマエビ科 Penaeidae Rafinesque-Schmaltz, 1815 約25属200種。底生で、浅海から水深数百mまでの深海まで生息する。種類によっては汽水域や淡水域に進入する。25属の化石属があり、数十種が発見されている。 クルマエビ、ウシエビ、クマエビ、シバエビ、ヨシエビ、サルエビ、アカエビ、シロエビ、ホッコクエビなど イシエビ科 Sicyoniidae Ortmann, 1898 イシエビ属 Sicyonia のみ53種からなる。太く短い体型で棘や毛が多い。底生で、浅海から深海まで生息する。イシエビ、ヤマトイシエビ、サルイシエビなど。化石種が1種ある。 クダヒゲエビ科 Solenoceridae Wood Mason, 1891 約10属90種。深海底生。第1触角鞭2つのうち片方が角状に発達するものが多い。ヒゲナガエビ、ナミクダヒゲエビ、ヒゲナガクダヒゲエビなど。 チヒロエビ科 Aristeidae Wood Mason, 1891 約10属30種。現生種は水深数百-数千mの深海底に生息する。ツノナガチヒロエビ、ヒカリチヒロエビなど。化石種が1属1種ある。 オヨギチヒロエビ科 Benthesicymidae Wood Mason, 1891 約4属40種。深海に生息する。中層遊泳性で、日周鉛直運動を行うものが多い。ソコチヒロエビ、シンカイエビなど。化石種が1種ある。
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