クリーブランド_(防護巡洋艦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > クリーブランド_(防護巡洋艦)の意味・解説 

クリーブランド (防護巡洋艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 14:31 UTC 版)

艦歴
発注:
起工:
進水: 1901年9月28日
就役: 1903年11月2日
退役: 1929年11月1日
その後: 1930年にスクラップとして廃棄
除籍:
性能諸元
排水量: 3,200 トン
全長: 308 ft 10 in
全幅: 44 ft
吃水: 15 ft 9 in
機関:
最大速: 16ノット
乗員: 士官、兵員339名
兵装: 5インチ砲10門

クリーブランド (USS Cleveland, PG-33/C-19/CL-21) は、アメリカ海軍防護巡洋艦デンバー級防護巡洋艦の6番艦。艦名はオハイオ州クリーブランドに因む。

艦歴

クリーブランドはメイン州バスバス鉄工所で起工する。1901年9月28日にR・ハンナ夫人(恐らくルース・ハンナ・マコーミックと思われる。)によって命名、進水し、1903年11月2日に艦長W・H・H・サザーランド中佐の指揮下就役した。

クリーブランドはヨーロッパ戦隊と共に西インド諸島キューバ海域、東海岸沿いにハンプトン・ローズボストン間を巡航し、海軍兵学校生の訓練巡航を1907年5月17日まで行う。その後ニューヨークからジブラルタルポートサイドアデンコロンボシンガポールを経由して、8月1日にカヴィテに到着した。続く3年に渡ってアジアステーションで活動し、1910年8月1日にメア・アイランド海軍工廠に帰還した。1910年8月3日に退役し、1912年4月8日に準予備役状態に置かれ、1912年8月31日に完全就役状態に復帰した。

クリーブランドは1912年から1917年までメア・アイランド海軍工廠での予備役状態と、メキシコおよび中央アメリカでの偵察任務を交互に行った。メキシコ革命での混乱期にはアメリカ人の生命と権益の保護に当たった。1917年3月31日にハンプトン・ローズに到着、4月9日から6月22日までハッテラス岬からチャールストンへの偵察を行った。その後大西洋の合流地点までの船団護衛任務に割り当てられ、1917年6月から1918年12月まで7度の巡航を行った。

中南米での偵察任務を終えると、クリーブランドは1920年2月16日に太平洋艦隊に配属され、時折カリブ海水域に帰還した。1921年8月8日に CL-21 (軽巡洋艦)に艦種変更される。カリブ海および南アメリカ沿岸での任務で、クリーブランドは儀礼訪問を行い、外交活動を支援し、災害救助活動や紛争地域でのアメリカ合衆国の権益保護を行った。クリーブランドは1929年11月1日にボストンで退役し、ワシントン海軍軍縮条約に基づき1930年3月7日にスクラップとして売却された。

外部リンク


「クリーブランド (防護巡洋艦)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クリーブランド_(防護巡洋艦)」の関連用語

クリーブランド_(防護巡洋艦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クリーブランド_(防護巡洋艦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクリーブランド (防護巡洋艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS