クラッシュ‐レポート【crash report】
クラッシュリポート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 09:11 UTC 版)
「クラッシュ (コンピュータ)」の記事における「クラッシュリポート」の解説
クラッシュに至るバグを修正しようとする際、クラッシュ時に何が起きていたかの情報が有用である。しかしクラッシュ発生時はプログラムはすでに終了しているため、プログラム自身が情報を残すことは難しい。そこでクラッシュ時に情報を収集する仕組みをあらかじめ用意しておく例がある。この情報は特にデバッガの使えないエンドユーザー環境で発生したクラッシュの原因を特定する、「ポストモーテムデバッグ」(Post-mortem debug/プログラム検死型デバッグ)と呼ばれるデバッグ手法に役立つ。 Windowsのブルースクリーンは、画面にエラーコードを含む情報を出力する。9.x系に比べNT系は情報量が多い。 Windowsイベントログには、アプリケーションがクラッシュしたときに、原因となった例外コードやオフセットアドレスといった情報を含むイベントが自動記録されるようになっている。 Windowsのクラッシュダンプ、UNIX系OSのコアダンプは、クラッシュ時点のメモリ内容をファイルに書き出すことで、後の解析を可能にする。 Mozilla(モジラ)のBreakpad(ブレイクパッド)のように、情報を開発元まで送信できるものもある。 メインフレームの専用OSでは通常、事前の設定(SLIPなど)に従いコアダンプを出力する。
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