クラスター形式の航空爆弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/02 06:21 UTC 版)
「大日本帝国海軍航空爆弾一覧」の記事における「クラスター形式の航空爆弾」の解説
飛行場攻撃用に考案された。構想は1942年(昭和17年)、ソロモンでの航空戦の戦訓による。1942年(昭和17年)7月14日の書類に飛行場攻撃用のクラスター形式の爆弾について言及があり、その後1943年(昭和18年)1月14日には弾子30個を放出する六番爆弾が製造中と報告された。同年4月の書類では爆弾が実験中と報告され、6月に完了予定と記載された。同年8月1日にはラバウル基地に685発の二式六番二一号爆弾が存在している。 二式六番二一号爆弾一型 - 弾体外形は円筒形である。弾子40個または30個を内蔵。1943年(昭和18年)4月の、高度400mでの投下実験では20%の不発を生じたが、一発の子弾で魚雷艇を大破できた。高度2000m以下では不発率が上昇し、500mで45%の不発を発生したこともあった。ほか、安全性不十分との指摘がなされた。 二式六番二一号爆弾二型 - 弾体外形は六角形である。全重52.5kg。炸薬として九八式爆薬17.6kgを充填し36個の弾子を内蔵する。弾子は瞬発で作動。一型の安全性を向上させた。 二式二五番二一号爆弾一型 - 1943年(昭和18年)1月の時点で製造の報告が記載されている。諸元不明。弾子120個を内蔵する。
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