ククルビタシン cucurbitacin
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 14:51 UTC 版)
「カボチャ属」の記事における「ククルビタシン cucurbitacin」の解説
野生のカボチャ属やウリ科の植物に存在する植物ステロイドの一種。野生や観賞用のカボチャに苦味があるのはこのためである。哺乳類にとって有毒で、草食動物に避けさせるのに十分な量が含まれる。ククルビタシンの大量摂取は、胃痙攣や下痢、虚脱をさえ引き起こしかねない。野生のカボチャに含まれるこの苦味を利用し、メキシコにはその果肉を女性の胸にすりつけて子供を離乳させる地域がある。栽培品種の苦味は栽培化の過程で大部分が除去されてきたが、それでも時折、ククルビタシンによる人間の中毒が報告される。
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