キャンバスを使った後期の作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/26 14:01 UTC 版)
「榎倉康二」の記事における「キャンバスを使った後期の作品」の解説
1980年代から1990年代にかけて、榎倉は綿布にしみをつけるという行為を探求し続けた。しみの作品には《干渉》あるいは《干渉(STORY)》というタイトルをつけ、時系列に番号をふった。 多くは、キャンバス上で黒いペンキを塗った滑らかな部分/何も塗っていない部分を対比させた作品であったが、時には布の表面全体にペンキを浸した作品も存在する。また、油を浸した木材をキャンバスに押しつけたり、立てかけたりすることでキャンバス上にしみをつけるといった手法を用いることもあった。 加えて、砂や水が入った瓶、あるいは鉢植えを置いた小さな棚板がついた作品に取り組んだのもこの時期である。さらに、一重あるいは二重に重ねた布を斜めに壁に掛け、床に垂らした作品もこの時期に数多く制作した。
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