キマダラルリツバメとは? わかりやすく解説

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きまだら‐るりつばめ【黄斑瑠蝶】

読み方:きまだらるりつばめ

シジミチョウ科チョウ。翅(はね)の開張3.5センチ、翅の表面暗紫色裏面黄色に黒紋があり、後ろ翅に2本の尾状突起をもつ。幼虫アリの巣の中で育つ。本州特産


黄斑瑠璃燕蝶

読み方:キマダラルリツバメ(kimadararuritsubame)

シジミチョウ科チョウ

学名 Spindasis takanonis


キマダラルリツバメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 21:17 UTC 版)

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キマダラルリツバメ
キマダラルリツバメ(京都市左京区)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
: シジミチョウ科 Lycaenidae
亜科 : ミドリシジミ亜科 Theclinae
: キマダラルリツバメ属 Spindasis
: キマダラルリツバメ S. takanonis
学名
Spindasis takanonis
和名
キマダラルリツバメ
(黄斑瑠璃燕)
英名
The Japanese Silverlines
亜種
  • S. t. takanonis(Matsumura)

キマダラルリツバメ(黄斑瑠璃燕、学名Spindasis takanonis)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科に属するチョウの1

特徴

クリーム色の地に黒く太いラインを持ち、その黒ラインの中央にはさらに、深い緑色の光沢を持つラインが走る。一方の翅に2本付く尾状突起は先が白く、その根元は薄いオレンジ色。腹部はクリームと黒のだんだら模様でを連想させる。

日本で尾状突起を計4本持つシジミチョウはこの種だけ。翅表は黒地で、オスのみ中央に青色をさす。

キマダラルリツバメのメス

生態

本種は共生するアリとの関係に影響されるため、生息する地方によって異なるが、主に松林、桜や桐の古木に発生し、の夕方になるとオスは翅を開いて縄張りをアピールする(占有行動と呼ぶ)。その他の時間帯は、水溜りや花などにも訪れる。

卵から孵化すると幼虫は自分で這っていき、樹上にあるハリブトシリアゲアリの巣に入り、幼虫での越冬をへて蛹化まで育ててもらう。蛹は巣の中やその近辺の樹皮の裏側などに形成される。

本州のみに生息するが、山陰の一部の地域を除けば生息地・個体数共に多くなく、森林伐採など環境破壊の影響でこのチョウも少なくなった。

保全状況評価

キマダラルリツバメSpindasis takanonis

参考文献

関連項目




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