キバリーナ市を巡る裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:00 UTC 版)
「キバリーナ」の記事における「キバリーナ市を巡る裁判」の解説
2008年2月14日、キバリーナ市と連邦承認部族のキバリーナ村アラスカ原住民(Alaska Native Village of Kivalina)は、エクソンモービルと他8社の石油会社、電力会社14社、石炭企業1社を相手取った訴訟をサンフランシスコ連邦裁判所に起こした。訴訟事由は、被告らが排出した温室効果ガスが地球温暖化に悪影響を与えており、そのせいでコミュニティの存続が危ぶまれているというものであった。裁判では、移転に係る費用は4億ドルにも上ると推定された が、温室効果ガスの排出規制は司法というよりかは政治にかかわる問題であり、解決は法廷というよりかは議会や政権によってなされるべきという立場から、2009年9月30日にこの訴えを斥けた。 また、キバリーナ市は、カナダの鉱業会社テック・コミンコ(Teck Cominco)を市の水源を汚染したとして訴えた。
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