キタサマイシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 01:10 UTC 版)
キタサマイシンは各種ロイコマイシン類(英語版)の混合物である。具体的には、ロイコマイシンA1、ロイコマイシンA3、ロイコマイシンA4、ロイコマイシンA5、ロイコマイシンA6、ロイコマイシンA7、ロイコマイシンA8、ロイコマイシンA9、ロイコマイシンA13の混合物である。ただ、キタサマイシンの主成分は、ロイコマイシンA5とされる。ジョサマイシンはロイコマイシンA3と同一の物質である。これに対してロキタマイシンは、ロイコマイシンA5の一部を化学修飾した薬物である。ロイコマイシンA5の一部の化学構造を変更して、臨床での使用も行われた抗菌薬としては、他にミオカマイシン(英語版)が知られる。また、構造的に比較的近い抗菌薬として、Steptomyces mycarofaciensが産生するミデカマイシン(英語版)が知られる。
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キタサマイシン
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「アセチルキタサマイシン」の記事における「キタサマイシン」の解説
詳細は「キタサマイシン」を参照 参考までに、名称が似ているキタサマイシンも混合物だが、こちらはロイコマイシンA5を主成分とした、ロイコマイシンA1、ロイコマイシンA3、ロイコマイシンA4、ロイコマイシンA5、ロイコマイシンA6、ロイコマイシンA7、ロイコマイシンA8、ロイコマイシンA9、ロイコマイシンA13の混合物である。したがって、ロイコマイシンA5を主成分とするキタサマイシンと、ロイコマイシンA5を原料としていないアセチルキタサマイシンとでは、主成分が大きく異なる。 しかも、キタサマイシンはStreptomyces kitasatoensisが産生する抗生物質であって、人工的に化学構造の変換を行っていない。したがって、キタサマイシンは抗生物質とも呼べるものの、アセチルキタサマイシンは半合成抗菌薬であって抗生物質の定義から外れるという違いも有る。
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