ガラスアンテナ
通常、ラジオ受信にはフェンダー、ルーフ、フロントピラーなどに取り付けたロッドアンテナ(ポールアンテナ)が用いられる。感度と指向性は良好であるがFM受信にダイバシティ方式が普及するに従い、1台に2本のロッドアンテナは外観、収納面で難点がある。そこで前面、後面あるいは側面の窓ガラスに埋め込み、または印刷されたガラスアンテナが一般化した。1000kHz前後に搬送波をもつAM受信のために、比較的アンテナスペースをとれる後面ガラスにAM用アンテナを印刷、感度不足とフィーダーによる損失を補うため、アンテナアンプを使用し、85MHz前後のFM受信用と共用する。側面は主としてダイバシティ受信用に設定される。なお、最近はテレビ受信のため、1ボックスワゴン、バン型の左右リヤクォーターガラスにアンテナが印刷される場合がみられる。
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