ガスファンヒーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 20:01 UTC 版)
ガスを燃焼させた時に発生する熱を、温風として室内に放出させることで室温を上昇させる機器。排気方法により、ファンヒーターとFFファンヒーターに分かれる。いずれの場合も、ファンを稼働させたり、火力の制御を行うための電力が必要であるため、停電時には使用できない。 ファンヒーターは、排気を室内に放出させるため、定期的に換気をする必要がある。FFファンヒーターは強制給排気方式のため、室内の空気を燃焼に使わず、換気の必要がない。ファンヒーターはストーブと同様にある程度の移動が可能であるが、FFファンヒーターは給排気筒が壁に固定されるため、移動させることができない。室温を常時計測して燃焼を自動調整するものが多く、また室内の空気を循環させていることで、燃費低減につながっている。 都市ガス地域ではガスファンヒーターは暖房器具としてポピュラーであるが、(ガスストーブと同様に)プロパンガスは、ガス単価そのものが都市ガスと比較し高価であるため、ランニングコスト等の問題により、プロパンガス地域の店頭では、ほとんど販売はされていない。なお、ガスの調整弁を各ガス種のものにすることで、それ以外の本体部品の多くを共用できるため、商品ラインナップとしては各ガス種のものが取り揃えられてはいる。
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