カープバールクラトンとは? わかりやすく解説

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カープバールクラトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 10:22 UTC 版)

カープバールクラトン: Kaapvaal craton)とは、現在のアフリカ大陸の南部に存在し、この大陸の地殻の一部を形成しているクラトンの1つである[注 1]。 なお、カープバールクラトンは片仮名表記した時にカープファールクラトンと書かれる場合もあるが、本稿では以降カープバールクラトンに統一する。


注釈

  1. ^ 現在のアフリカ大陸は、他のクラトンも内包している。現在のアフリカ大陸を形成しているクラトンとしては、カープバールクラトンの他、コンゴクラトンなどが有名。
  2. ^ 25億年前までには安定した。
  3. ^ マグマティズムはマグマによる火成岩の形成を指すが、マグマの形成にはの関与が大きいことが知られている。この水はマントル中に沈降した海洋プレートに含まれた海水に由来する。この水がマントルの融点を下げ、溶融して珪酸を多く含む軽い成分が分化しマントル上部や地殻まで浮上してマグマとなる。沈降したプレートの辺縁ではこのようなマグマが大量に形成されることになり、多くの場合火山となって火山弧を形成する。比重の軽い火山岩帯がマントル上に大規模に蓄積すれば、沈降することのない安定陸塊となる。原生代では、基となるマントルは現在よりもまだ高温の状態にあり、マグマもマグネシウムなどに富む比重の重い鉱物(カンラン石など)を多く含み緑色(グリーンストーン帯など)を呈することがある。
  4. ^ 大陸と海洋の境界付近で形成される層状岩体(オフィオライト)だが、初期大陸塊では堆積岩をほとんど含まない。

出典

  1. ^ 川上紳一・東條文治『図解入門 最新地球史がよく分かる本 [第2版]』秀和システム 2009年 186ページ
  2. ^ 川上紳一・東條文治『図解入門 最新地球史がよく分かる本 [第2版]』秀和システム 2009年 181ページ


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