カーゴ・カルト・ソフトウェア工学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/01 00:26 UTC 版)
「カーゴ・カルト・プログラミング」の記事における「カーゴ・カルト・ソフトウェア工学」の解説
関連するソフトウェア工学の用語として、スティーブ・マコネル(英語版)の作成したカーゴ・カルト・ソフトウェア工学が存在する。 マコネルは、ソフトウェア開発集団が、ソフトウェア開発工程を猿真似的にそのままか、あるいは長い時間と無給の残業を義務付けることにより(ソフトウェア開発者たちが彼らのプロジェクトが成功するのをみるのに多大な時間とエネルギーを費やす)コミットメント指向の開発アプローチを模倣しようとすることのどちらかによって、より成功している開発集団の真似をしようとしてしまう事例について説明している。しかし、成功した企業ではこれらは成功の原因ではなく高いモチベーションの結果である可能性がある。 どちらの場合でも、マコネルは、採用する開発手法にかかわらず、プロジェクトが成功するか否かは究極的には能力が決定すると主張する。さらに彼は不適格な(単に成功している開発組織の形式だけ真似しているに過ぎない)「詐称組織」は、彼の言う「カーゴ・カルト・ソフトウェア工学」に実際時間を費やしているという。
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