カン (中国の武器)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 02:23 UTC 版)

鐧(かん、ジュアン)は中国の伝統的な武器である。刃がない金属製の角棒が据え付けられた剣という外見をした打撃武器である。武器としての起源、経緯は似た形状の鞭と通じている。
概要

一般的な鐧は全長90センチメートルほど、握り手は20センチメートルほどの、青銅あるいは鋼で作られた鉄の棒である。握り手などは剣の形に作られているが、刀身にあたる部位は三角形、もしくは四角形の角棒となっており、刃はない。棒に角があるのは接触面を少なくして打撃の効果を高めるためであり、平面部分に窪みを作り、十字形にしてどのように振るおうとも角に当たるようにした鐧もある。棒は硬く、しなることはない。主に馬上にて片手で用いる武器だが、両手に2本の鐧を持つ者もいた[1]。
鐧が登場したのは唐の時代で、この時期に発展した重装騎兵向けの武器として盛んに用いられた。その後、武器のみならず捕具としても使われた。
有名な鐧の使い手として、唐建国の功臣である秦叔宝が挙げられる。秦叔宝は鉄鞭の使い手である尉遅敬徳と並び称せられ、後世には門神として崇められた。
フィクションでの鐧
映画
- 『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』
- 主人公、狄仁傑が「亢龍鐧」という名の鐧を使用している。同シリーズを通して狄仁傑のトレードマークとなっているが、史実の狄仁傑が使用していたかは不明。
脚注
- ^ 篠田耕一 著 『武器と防具 中国編』新紀元社(1992年) ISBN 4-88317-211-2
- ^ [1] 『武経総要 巻十三』
関連項目
外部リンク
「カン (中国の武器)」の例文・使い方・用例・文例
- その画家は油絵の具をカンバスに塗った
- ペリカンのくちばしの袋の部分
- ミカンの缶詰
- 画架にカンバスをかける
- カンタベリー大聖堂
- 試験でカンニングをする
- 私たちは今年もまたバカンスの時期がくるのを楽しみにしている
- クロスカントリーレース
- とても奇妙なことだが,先生は彼がテストでカンニングをしたことを叱らなかった
- 「ミカン」に相当する英語は何ですか
- 試験でカンニングする
- 彼のアイディアの原点はさらに遠くカントまでさかのぼる
- 試験でカンニングするのは彼の性に合わない
- 彼は試験でカンニングをしたために当然の罰を受けた
- 「また試験でカンニングしたんですね」「そんなことしないよ」
- その試験でカンニングをしたのではないかと私は彼のことを疑った
- 「君はセカンドを守っているんですか」「いいえ,ショートです」
- 試験でカンニングをしたので先生は彼を罰した
- カンバスは枠にぴんと張りなさい
- 彼はカンニングをして放校になった
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