カントリーライフとは? わかりやすく解説

カントリーライフ〈country life〉


カントリー・ライフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 04:22 UTC 版)

『カントリー・ライフ』
ロキシー・ミュージックスタジオ・アルバム
リリース
録音 1974年7月-8月
ロンドン、AIRスタジオ
ジャンル アート・ロック
時間
レーベル アイランド(オリジナル盤)
EG(リイシュー盤)
アトコ(オリジナル盤)
リプリーズ(リイシュー盤)
プロデュース ロキシー・ミュージック
ジョン・パンター
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 3位(イギリス
  • 37位(アメリカ
  • ロキシー・ミュージック アルバム 年表
    ストランデッド
    (1973年)
    カントリー・ライフ
    (1974年)
    サイレン
    (1975年)
    テンプレートを表示

    カントリー・ライフ』(Country Life)は、ロキシー・ミュージック1974年に発表した通算4作目のアルバム。

    「『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500」で387位にランク・イン[1]

    解説

    本作では、『フォー・ユア・プレジャー』(1973年)以降のアルバムの制作に協力してきたレコーディング・エンジニアジョン・パンターが、共同プロデューサーとしてもクレジットされている。

    前作『ストランデッド』に続いて、アンディ・マッケイフィル・マンザネラブライアン・フェリーの共作者に記載され[注釈 1]、ジョン・ガスタフソンがサポート・ベーシストとして参加した。

    2人の女性がシースルーの下着だけを身につけたジャケットが物議を醸し、アメリカでは袋入りで販売、スペインでは胸部から下を削除[2][注釈 2]、カナダでは彼女達を削除して背景だけを残す[3]、といった措置が取られた[4]。彼女達[注釈 3][5][6]はフェリーとマッケイの共作「ビター・スウィート」の歌詞の一部をドイツ語に翻訳した[7]

    イギリスアルバム・チャートで首位に立った前作には及ばなかったものの、最高位3位を記録。また彼等のアルバムとしては初めて、アメリカアルバムチャートでトップ40入りを果たした。「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」[注釈 4]はシングル・カットされ、イギリスのシングル・チャートで12位。「カサノヴァ」はフェリーのソロ・アルバム『レッツ・スティック・トゥゲザー』(1976年)に異なる編曲の録音が収録された[注釈 5]

    収録曲

    特記なき楽曲はブライアン・フェリー作。

    1. 「ザ・スリル・オブ・イット・オール」 - "The Thrill of It All" - 6:24
    2. 「スリー・アンド・ナイン」 - "Three and Nine" (フェリー、アンディ・マッケイ) - 4:04
    3. 「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」 - "All I Want Is You" - 2:53
    4. 「アウト・オブ・ザ・ブルー」 - "Out of the Blue" (フェリー、フィル・マンザネラ) - 4:46
    5. 「イフ・イット・テイクス・オール・ナイト」 - "If It Takes All Night" - 3:12
    6. 「ビター・スウィート」 - "Bitter-Sweet" (フェリー、マッケイ) – 4:50
    7. 「トリプティック (聖なる3枚の絵)」 - "Triptych" - 3:09
    8. 「カサノヴァ」 - "Casanova" - 3:27
    9. 「ア・リアリー・グッド・タイム」 - "A Really Good Time" - 3:45
    10. 「プレイリー・ローズ」 - "Prairie Rose" (フェリー、マンザネラ) - 5:12

    パーソネル

    ロキシー・ミュージック

    スタッフ

    • ジョン・パンター – レコーディング・エンジニア
    • ロンドン・AIRスタジオにて1974年に録音

    脚注

    注釈

    1. ^ 前作は1曲ずつだったが、本作では2曲ずつに増えた。
    2. ^ 向かって左側の女性を表ジャケット、右側の女性を裏ジャケットに配置した。
    3. ^ Constanze KaroliとEveline Grunwald。Karoliはカンのギタリストであるミヒャエル・カローリの妹で、Grunwaldはカローリの当時のガールフレンドである。アルバムには無記名。なお、一人は性転換者であるという風説が存在する。
    4. ^ 当時のシングル邦題は「オール・アイ・ウォント」。
    5. ^ 1977年と1988年の日本公演など、彼のソロ・コンサートでは、このソロ・バージョンが度々披露された。
    6. ^ 契約上は準メンバーである。
    7. ^ Edwin Jobsonと記名。
    8. ^ Andrew MacKayと記名。

    出典

    1. ^ Country Life | Rolling Stone Music | Lists
    2. ^ Discogs”. 2024年4月27日閲覧。
    3. ^ Discogs”. 2024年4月27日閲覧。
    4. ^ 日本盤CD(VJCP-3340)ライナーノーツ(大鷹俊一、1993年)
    5. ^ Buckley (2004), pp. 180–181.
    6. ^ Young, Rob; Schmit, Irmin (2018). All Gates Open: The Story of Can. London: Faber & Faber. p. 228. ISBN 978-0-571-31152-1 
    7. ^ Buckley (2004), p. 177.

    引用文献

    • Buckley, David (2004). The Thrill of It All: The Story of Bryan Ferry & Roxy Music. London: Andre Deutsch. ISBN 0-233-05113-9 

    外部リンク




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