カルノーの定理 (円錐曲線)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > カルノーの定理 (円錐曲線)の意味・解説 

カルノーの定理 (円錐曲線)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 16:44 UTC 版)

円錐曲線と辺の6つの交点

カルノーの定理(カルノーのていり、: Carnot's theorem, Carnot theorem)は、ラザール・カルノー[1]にちなんで名付けられた定理の一つである[2]

定理

カルノーの定理 ― 三角形ABC について、AB上の点Ca, CbBC上の点Ab, AcCA上の点Bc, Baの六点が同一円錐曲線上にあることと、以下の式が成り立つことは同値である:

関連する定理

Ab, Ac, Bc, Ba, Ca, Cbが同一円錐曲線上にあるならば、AAb, AAc, BBc, BBa, CCa, CCb接する円錐曲線が存在する(ブラッドリーの定理、Bradley's theorem)[3]

それぞれBaCa, CbAb, Ac,BcBC, CA, ABの交点は共線である(パスカルの定理)。

一般に、m個の点P1, P2, P3, ..., Pmについて、それぞれ直線PiPi+1上のn個の点Ai1, Ai2, ..., Ain、計mn個の点がn代数曲線上にあるとき、次の式が成り立つ[4]

ただしPm+1 = P1とする。2 < nの場合、逆は成立しない。m = 3としてn = 1, 2のとき、それぞれメネラウスの定理、カルノーの定理である。 m個の点は平面上に無くともよい、すなわちユークリッド空間の点と代数曲面へ拡張できる[5]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  カルノーの定理 (円錐曲線)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カルノーの定理 (円錐曲線)」の関連用語

カルノーの定理 (円錐曲線)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カルノーの定理 (円錐曲線)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルノーの定理 (円錐曲線) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS