カリブ海からの脱出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/17 01:19 UTC 版)
「カールスルーエ (軽巡洋艦・初代)」の記事における「カリブ海からの脱出」の解説
イギリスとの戦争が始まると、カールスルーエはまず8月6日に客船クローンプリンツ・ヴィルヘルムと合流した。クローンプリンツ・ヴィルヘルムを仮装巡洋艦とするために10.5cm砲をカールスルーエから移し、続いてクローンプリンツ・ヴィルヘルムからカールスルーエへ石炭などを移そうとしていた時に南からイギリスのモンマス級装甲巡洋艦サフォークが現れた。カールスルーエとクローンプリンツ・ヴィルヘルムは別々の方向へ逃走し、北へ向かったカールスルーエをサフォークが追跡した。サフォークより速いカールスルーエはサフォークを振り切ったが、今度は軽巡洋艦ブリストルと遭遇した。2隻は砲戦を行ったが共に命中弾は出なかった。カールスルーエは南東へ向かい、それをブリストルが追跡したが今度もカールスルーエが振り切った。 石炭の乏しくなったカールスルーエは補給のためプエルトリコのサンフアンへ向かった。サンフアンの次はウィレムスタッドで補給を行い、それからケーラーはブラジル沿岸で通商破壊を行うことを決めた。
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