カナンへの移住
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 04:28 UTC 版)
物語の前半、彼女はサライ(ヘブライ語:שָׂרַי)という名前で呼ばれている。彼女がアブラム(後に「アブラハム」と改名)と結婚したのは、まだカルデア地方のウルに住んでいた頃であったが、テラ(アブラムの父)の一族の移住に伴い、故国を離れてカナンの地へと向かった。しかし一行はカナン地方に到達する前にハランの地で足を止め、そこに暫く滞在した。彼女が65歳のとき神がアブラムに現れカナンの地を示したので、アブラムは父と別れ再度移住を始めた。この旅路にはサライの他、アブラムの兄弟ハランの息子ロトも同行している。また、ハランの地で一族に加わった大勢の人々もアブラムに従った。一行はカナン地方に入ると、シケムの北部からベテルへと向かって南下し、さらにネゲブへと到った。
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