オーバートップ

Juggling用語事典

オーバートップ

読み方：おーばーとっぷ
【英】：Over-the-Top

通常のカスケードの投げ方を少し変形させるトリックである。通常のカスケードにおいては投げるボールは落ちてくるボールの下側を通すように投げる(インサイドスロー)。しかしオーバートップでは投げるボールが落ちてくるボールの上側を通るように投げるのである(アウトサイドスロー)。 結果的に投げたボールはパターンの上方を越えるように飛んでいくことになる。（オーバートップと言う名前の由来はここにある）スムーズに行うとこの投げ方はパターンのリズムを一切壊さない。 このトリックは左右どちらの手でもできるようになっておくとよい。周期的に繰り返すことによって非常に面白いパターンに発展させていく事ができる。 このトリックを2回おきに繰り返すと同じボールが常にオーバートップで投げられる事になり、同じボールが左右に行ったり来たりしているように見える。これはテニス(Tennis)と呼ばれるパターンである。 トリックを1回おきに繰り返すと今度は一方の手から常にオーバートップを投げる事になる。これはハーフシャワーと呼ばれている。ボールの軌道は交差せず、ひしゃげた円軌道を回っている。 このトリックを全てのスローに適応するとリバースカスケードになる。つまりカスケードとは違って全てのボールを内側でキャッチし、外側で投げる事になる。面白いことにこのパターンは通常のカスケードを巻き戻したパターンである。 同じトリックをいろいろな周期で繰り返すことによって、元のパターンとは全く違ったおもしろいパターンが作り出されるのは大変興味深い事である。