オーティス・レディングの録音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 07:23 UTC 版)
「リスペクト (オーティス・レディングの曲)」の記事における「オーティス・レディングの録音」の解説
オーティス・レディングによる1965年の録音は、ウィリアム・ベル(William Bell)がバッキング・ボーカルで参加したヴァージョンと、レディングのロード・マネージャーであるディック・シムズがバッキング・ボーカルで参加したヴァージョンの2種類が存在する。シングルに使用されたモノラル・ヴァージョンはベルが参加したもので、シムズが参加したヴァージョンは『オーティス・ブルー』のステレオ盤に収録された。なお、レディングの録音でレコーディング・エンジニアを担当したトム・ダウドは、アレサ・フランクリンによる1967年の録音でもアリフ・マーディンと共にエンジニアを務めている。 シングルとしてリリースされると、Billboard Hot 100では35位に達し、『ビルボード』誌のR&Bシングル・チャートでは4位に達した。 「リスペクト」はレディングのライヴで頻繁に歌われ、ライヴ録音も残された。1966年4月にウィスキー・ア・ゴーゴーで録音されたパフォーマンスは、没後の1968年に発表されたライヴ・アルバム『ウィスキー・ア・ゴーゴー』に収録された。1967年3月のヨーロッパ・ツアーにおける歌唱はライヴ・アルバム『ヨーロッパのオーティス・レディング』(1967年)に収録され、同年6月17日にモントレー・ポップ・フェスティバルに出演した時のパフォーマンスは、ジミ・ヘンドリックスとのスプリット・アルバム『Historic Performances Recorded at the Monterey International Pop Festival』(1970年)を含む様々な形で発表された。 1992年発売のコンピレーション・アルバム『リメンバー・ミー』には、「リスペクト」の別ヴァージョンが収録された。これは1967年の録音と言われているが、長い間レディングと共に活動してきたスティーヴ・クロッパーも、この録音のことは覚えていないという。
※この「オーティス・レディングの録音」の解説は、「リスペクト (オーティス・レディングの曲)」の解説の一部です。
「オーティス・レディングの録音」を含む「リスペクト (オーティス・レディングの曲)」の記事については、「リスペクト (オーティス・レディングの曲)」の概要を参照ください。
- オーティス・レディングの録音のページへのリンク